兵庫県下四認可団体合同研修会

令和5年11月5日

 令和5年11月5日(日)季節外れの暑さの中、「兵庫県下四認可団体合同研修会」が兵庫県中央労働センターに於いて開催された。本研修会は初の試みとして兵庫中央岳風会・兵庫県岳榕会・兵庫岳風会・兵庫東播岳風会の四姉妹会合同主催の形で企画され、傘下会員約150名が吟技の向上を目指して会場を埋めた。
 兵庫県岳榕会清水岳甲会長先導による国歌斉唱・朗詠合吟に続く、兵庫中央岳風会吉田岳頌会長の開会の辞では研修内容の説明の他、平成30年から令和5年迄の県連や愛連の競吟大会において優秀な成績をおさめた傘下会員の名前が読み上げられ、その活躍振りが披露された。また、先月開催された「ふれあい文化の祭典」の合吟競吟で兵庫県連合会の男子チームが優勝に輝いた事を紹介され、「一生懸命、まじめに真剣にけいこした真価である」として吟技向上を目指す受講生への激励のことばとされた。
 研修第一講は「優秀吟者吟詠」。令和5年度の愛連一部出場者10名、県連一部決勝出場者2名、愛連一部決勝出場者1名、愛連二部出場者5名のそれぞれの大会で実績を残した傘下会員が次々に登壇し、吟声を披露した。続く吟士権者吟詠では県連一部・愛連一部吟士権者の久田柊風さん、松浦慶岳先生の力強い吟が披露され、最後に県連一部・二部・愛連一部・二部吟士権者の岩城暢岳先生の美しい吟詠が会場一杯に満ちた。
 第二講は「実技指導」。県連5名・総連4名の競吟出場予定者をモデル吟者として、小野岳礼先生と菅岳梢先生を講師に実技指導が行われた。因みに両先生とも過年県連・愛連の吟士権を獲得されている。県連課題詩の講師は小野岳礼先生。読みを丁寧に指導され、姿勢を整え、お腹で呼吸の支点を支えた声出しをすれば、ドシッとした太い声が出る等々の指導がなされた。次に総連課題詩を菅岳梢先生が担当され、マイクの合わせ方、アクセント。吟の流れ、スピード感のある吟じ方等の指導ががあった。
 限られた時間ではあったが、優秀吟者の模範吟詠や丁寧な実技指導は多くの受講生にとって実りの多い研修会となった。閉会の辞は兵庫岳風会山本岳推会長が勤められ、兵庫中央岳風会立脇岳堯常任顧問の音頭による万歳三唱で合同研修会は幕を閉じた。

(広報部)

2023年11月05日