兵庫中央岳風会 婦人部 第十九回吟詠大会
令和5年9月24日
“地球沸騰の時代”とも言われた今年の耐え難い夏の暑さもゆるみ、朝夕涼しさの感じられた9月24日(日)「兵庫中央岳風会 婦人部 第十九回吟詠大会」が兵庫県中央労働センターで開催され、兵庫県岳榕会、兵庫岳風会、兵庫東播岳風会の姉妹会婦人部役員先生方のご臨席の下、開会時には婦人部の会員や一般入場者で会場は満席状態であった。
兵庫中央岳風会婦人部は昭和34年発足し、婦人部吟詠大会は昭和36年に始まり、回を重ねて平成30年大会より5年ぶりの開催となる今回で19回を数えることとなった。
開会セレモニーに続き、島谷岳曄先生の吟詠と、金の袴姿の奥田岳鈴先生による祝舞「松竹梅」があり、各ブロック別の会員合吟、師範代合吟、準師範合吟、師範合吟、正師範・上席師範合吟、来賓吟詠(その1)と続いた。
アトラクションでは地元ダンス教室生徒によるヒップホップダンスが披露された。風を切るような素早い躍動感溢れるダンスが舞台狭しとばかりに踊られ、会場より惜しみない拍手が送られた。
昼食休憩の後式典が行なわれ、甲斐志岳大会会長の挨拶、吉田岳頌大会名誉会長の祝辞、兵庫東播岳風会の三宅岳彗婦人部常任相談役祝辞と続き、来賓の姉妹会婦人部の先生方へプレゼンターより花束の贈呈が行われた。
続いて小野岳礼先生のご指導による構成吟「戦国の世を生きた女たち」が上演され、本日一番の盛り上がりをみせた。応仁の乱の後、室町時代末期から安土桃山時代の多くの武将たちが天下取りを目指す戦国時代に生まれた織田信長の妹お市は、悲しい定めと悲運の中を激しく生き抜き、織田、浅井の名門の血筋を茶々、お初、お江の三姉妹に残した。お江のひ孫にあたる興子が第百九代女性天皇となる百年にわたる女たちの戦いの栄枯盛衰を、兵庫県吟詠連盟、愛国詩吟総連盟などの諸々の大会で表彰に輝いた実力派吟士たちが力強く吟じた。
プログラムは来賓吟詠(その2)、婦人部役員、歴代部長合吟、婦人部副部長、部長吟詠、兵庫中央岳風会理事長吟詠、会長吟詠と続き、盛会の内に大会常任顧問
立脇岳堯先生の音頭による万歳三唱で婦人部吟詠大会は閉会となった。
閉会後の祝賀会は第一楼で開催。兵庫東播岳風会の三宅岳彗先生のお言葉があり、大会の成功を祝ってそれぞれのテーブルは和気あいあいとし、会場は輪になり「炭坑節」や「きよしのズンドコ節」の踊りで盛り上がった。
(広報部)