令和五年度 第七十三回 第一部(一般の部)兵庫県吟士権者決定吟詠大会
令和5年7月9日
令和5年7月9日(日)「第七十三回兵庫県吟士権者決定吟詠大会」が尼崎市総合文化センターで開催された。新型コロナは県内でも穏やかながら感染者の増加が続き「第9波」に入ったという見方もあるが、5月8日に感染症法上「5類移行」となり、今回はマスクカバー、防護板なしで行われた。ただ会場の中では多くのマスク姿が見られ、入り口には手指消毒も用意されていた。
本大会は3月に始まった第1次予選から、2次、3次予選を勝ち抜いた県下各流派の311名が出場登録され、兵庫中央岳風会からは43名が出吟された。
大会は、アルカイックホールとアルカイックホール・オクトの2会場にて行われ、会場ごとに前半の部、後半の部から3名ずつ選出された。決勝出場者12名のうち11名(1名不出場)が決勝吟の課題詩(律詩)にて競い合い、吟士権者(1位)、準吟士権者(2位)、準々吟士権者(3位)が選出された。また4位から11位迄の順位も発表され、当会より横山寿恵さんが決勝に進出し、7位となられた。引き続き愛連(愛国詩吟総連盟主催の吟士権者決定詩吟大会)への出場資格が付与される上位入賞者(53名)と一般入賞者(63名)が発表された。この度の兵庫県吟士権者決定吟詠大会へ兵庫中央岳風会からは3名の初出場者がおられ、金屏風の前で吟じられた体験に大きな誇りを持たれた事だろう。また、80歳以上で本選へ臨まれた45名には「敢闘賞」が授与され、当会より9名が表彰された。
今年の梅雨入りは5月29日で、7月に入り線状降水帯が各地で発生する中、当日も朝から時々雨の降る天気であったが、出場者の着物姿も多く見られた。会場には空席も見られたが、それでも精鋭揃いのレベルの高い熱気がこもっていた。
兵庫中央岳風会の成績は次の通り。(敬称略、上位入賞、入賞、敢闘賞者名は出吟番号順)
決勝7位 横山寿恵
上位入賞 長尾修司 濵谷良子 豊田恵子 福島順一 土居圭子 中川繁美
矢野延子 齊藤有貴 山本正彦 池内寛幸 眞野優子
入 賞 山本恵子 島本清晴 今泉 宏 木村正弘 西村秀俊 森田尚子
敢闘賞(80歳以上) 井本あけ美 内田壤三 平田 武 吉野 武 清田義子
島本清晴 今泉 宏 山口豊作 太田富美枝
(広報部)