ふれあい文化の祭典 ひょうご吟剣詩舞道祭

―女子チーム 堂々の優勝、男子チームも3位に―

令和4年10月30日

 山野がすっかり秋めいて来た10月30日(日)、ふれあい文化の祭典「ひょうご吟剣詩舞道祭」が昨年9月に開館したばかりのアクリエひめじ大ホールにおいて開催された。
 午前10時、開会が宣せられ連盟歌を合吟。競吟注意事項説明の後、早速合吟競吟が開始された。合吟チームは15名構成で、県下各流派から男子は10チーム、女子は9チームが参加。男女とも2組に分かれて競い、各組上位3チーム合計6チームが決勝に進む。日本詩吟学院岳風会兵庫県連合会チームは、当然の如く男女とも決勝へと駒を進めた。
 続くプログラムは令和4年度の「優秀者吟詠発表その1」「剣詩舞発表」で、吟詠、剣舞共に「幼年の部」で優勝した齊藤柚璃ちゃん(齊藤希風さんのお嬢さん)が、張りの有る声でしっかりと吟じ、剣舞も堂々として大変可愛い姿だった。
 昼食休憩が済んで、式典(司会 小野岳礼先生)では、兵庫県知事と姫路市長(ともに代理)並びに山岡哲山兵庫県吟詠連盟会長の挨拶が有り、吟詠連盟からは吟功賞が5名に、吟剣詩舞道連盟からは剣詩舞功労賞が3名に授与されて終了した。
 地元姫路吟剣詩舞道連盟の会員による企画構成番組は、姫路城にまつわる故事で綴った「悠久の名城姫路城 禽鳥伝説を綴る」。慣れ親しんだ詩や馴染みの無い詩などを織り込んだ興味深い構成吟であった。
 プログラムも進んで合吟競吟の決勝吟詠。抽選の結果、男子は出番3番、女子は11番(女子の5番目)で出番に不足は無い。発表を待つ迄もなく期待が持てた。
 決勝結果発表前の「優秀者吟詠発表その2」には令和4年度県連一部準々吟士権者の横山寿恵さんと第4位の土居圭子さんが優秀の吟を披露された。
 続く企画構成番組「詩仙 李白」は出吟者全てが兵庫県吟詠連盟第二部歴代吟士権者で、物語もさることながら、全ての吟が聴きごたえの有る構成吟だった。
 役員吟詠も済んでいよいよ合吟競吟の結果が発表された。「男子3位、日本詩吟学院岳風会兵庫県連合会」。「うん、良し。う~ん、残念」複雑な気持ち。男子4・5・6位の発表に続き、「女子優勝、日本詩吟学院・・・」名前を最後まで読み終わる前に、「ウォ~、やった~!」の歓声。平成30年以来の優勝を飾った。
 祭典は午後5時少し前に万歳三唱して閉会。女子の優勝祝賀と、来年の男女同時優勝を誓い合う為、懇親会の場へと向かった。

 (広報部)

2022年10月30日