第132回 全国吟道大会
令和4年10月16日
公益社団法人日本詩吟学院主催「全国吟道大会」が令和4年10月16日(日)、杜の都仙台サンプラザホールにおいて開催された。兵庫中央岳風会からは吉田岳頌会長、留松岳涌、松浦慶岳、三宅勁岳の4名の先生が参加した。
大会は午前11時30分に開会し、開催地代表(宮城岳風会会長)による歓迎の辞に始まって式典へと移り、国旗修礼、国歌斉唱、朗詠合吟、開会の辞と続き、その後に全国各地区認可団体の会旗入場となる。会旗入場の受付が午前10時の為、予定時刻の12時過ぎまで旗手(松浦慶岳)と副旗手(三宅勁岳)は、会場の外で待たされる事2時間強。会旗入場して壇上に置き、式典終了時の回収まで再び会場外で待機。その間も式典は大会会長田邉岳璋先生挨拶、宮城県知事並びに仙台市長の祝辞、功労者表彰と続き、最後に大会会長が「明治天皇御製 あさみどり」を謹詠されて終了した。
続く各地区からの参加者による合吟は、先導者のみ壇上に上がり他の参加者はそれぞれの席でマスクを着けたままでの合吟。近畿地区は「河内路上」を大阪岳風会佐川岳彪先生の先導で合吟した。吟詠のプログラム2つ目は各地区予選を勝ち抜いた17認可団体による「競吟決戦(合吟)」で、近畿地区は新大阪岳風会の男女2組が出吟した。
東北地区代表吟者による「芭蕉『奥の細道』を往く」と題した構成吟は、旅立ちから最終の地、大垣に至る迄の紀行文と俳句を吟詠によって綴られていた。特に紀行文の吟詠は素晴らしく、幾日も練習を積んで来られた事であろうと感心させられた。最後は芭蕉最後の句「旅に病んで夢は枯野を駆け巡る」で締められた。
その後、役員吟詠、次回開催地代表挨拶、競吟表彰式と進み、大会副会長真島岳元先生による閉会の辞で大会は終了した。
令和4年度 功労者表彰(兵庫中央岳風会)
功労者の部 辻村岳邑
寿九十歳の部 岩城岳敍、中川岳朋、熊岡岳真
(広報部)