令和4年度 第七十二回 第一部(一般の部)兵庫県吟士権者決定吟詠大会
令和4年7月31日
令和4年7月31日(日曜日)「第七十二回兵庫県吟士権者決定吟詠大会」が尼崎市総合文化センターで開催された。本大会は3月に始まる第1次予選から、2次、3次予選を勝ち抜いた県下各流派の322名が出場登録され、12名の決勝吟詠出場者には、当会より齊藤有貴さん、横山寿恵さん、豊田恵子さん、土居圭子さんの4名が進出、横山寿恵さんが準々吟士権を獲得された。当会では昨年の吟士権者に白尾道雄さんを輩出しており、今年も快挙の慶びに沸いた。
兵庫県吟士権者決定吟詠大会は、アルカイックホールとアルカイックホール・オクトの2会場にて開催。会場ごとに前半の部、後半の部から3名ずつ選出された決勝出場者12名は、1部決勝吟の課題詩(律詩)を競い合って、吟士権者(1位)、準吟士権者(2位)、準々吟士権者(3位)が選出される。また4位から12位迄の順位も発表された。引き続き愛連に出場できる上位入賞者(50名)と一般入賞者(66名)が発表された。この度、各々の目標を目指して集結された出場者達はアルカイックホールの金屏風の前で吟じた体験に大きな誇りを持たれた事だろう。また、80歳以上で本選へ臨まれた50名には「敢闘賞」が渡され、当会より島本清晴さんが表彰された。高齢化社会にあっていずれも会員数が減少傾向にある中、現在の2会場にての開催が危ぶまれる心配もあるようだ。
新型コロナの変異株は次々に感染拡大と収束を繰り返し現在は第七波が急拡大。ウクライナ戦争・円安・物価高と世情は混とんとしている中、出場者には自身が感染、濃厚接触、あるいは感染予防の為欠場された方もありで、主催者側は感染防止に声を高くし、出場者は感染防止対応に手慣れた様子も見られ、精鋭揃いの会場はレベルの高い熱気のこもった競吟が繰り広げられた。
兵庫中央岳風会の入賞者(敬称略、上位入賞、入賞者名は出吟番号順)
準々吟士権者(第3位) 横山寿恵
第4位 土居圭子
第7位 豊田恵子
第8位 齊藤有貴
上位入賞 前田 修 矢野延子 濵谷良子
入 賞 黒田澄世 伊藤喜一郎 近藤裕子 葮田 留美
魚住絹子 池内寛幸 廣岡清治
敢闘賞(80歳以上) 島本清晴
(広報部)