令和3年度 第71回第一部(一般の部)兵庫県吟士権者決定吟詠大会

-白尾道雄さんが吟士権を獲得-

令和3年7月11日

蒸し暑さは感じるものの、もう梅雨が明けたかの様に晴れ渡った7月11日。2年振りに兵庫県吟士権者決定吟詠大会 第一部(一般の部)(以下本選と言う)が、尼崎市総合文化センター(通称アルカイックホール及び同オクトホール)の2会場に於いて開催された。
今年度も新型コロナウイルスの影響は避けられず、二次予選は中止を余儀なくされた。結果一次予選通過者が三次予選へと進み、これに勝ち抜いた吟者355名が本日の本選に臨んだ。兵庫中央岳風会からの出吟者は37名。大会は国旗敬礼、国歌斉唱、連盟歌合吟と進み、吟士権杯返還の後、開会が宣せられて竸吟が開始された。長く続く新型コロナウイルス禍、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置など数々の制約を乗り越えて練習に励んだ出吟者は、その成果を十分に発揮して熱気が溢れていた。欠席者も少なく、決勝前の本選競吟が終了したのは午後5時を過ぎていた。
二つの会場から前半後半それぞれ上位の3名、合計12名が第一会場のアルカイックホールに集結し、本選とは異なる課題詩(律詩)で決勝に臨んだ。兵庫中央岳風会からは堂々5名が進出した。出吟順を決める抽選を経て決勝が開始された。12名の吟者は本選にも増して熱のこもった吟を披露して、大熱戦を繰り広げていった。全員が吟じ終わり、結果発表を待つ間の緊張感は期待と不安で漲っていた。「第一位 本年度の吟士権者は、出吟番号8番 白尾さん!」。兵庫中央岳風会の吟友から「わー!」と歓声が挙る。仲間の内から吟士権獲得者が出るのは何度経験しても嬉しいものだ。決勝に出吟した他のメンバーもそれぞれ好成績を残された。来年以降もまだまだ楽しみです。
なお、今年度の本選出吟者を出来る限り大勢撮影すべく両会場を往復したが、撮りこぼしが出たことを許されたし。

(広報部)

兵庫中央岳風会の成績は以下の通り(敬称略、上位入賞及び入賞者名は出吟番号順)
吟士権者  白尾道雄
第7位   土居圭子
第8位   横山寿恵
第9位   齊藤有貴
第11位  豊田恵子
上位入賞  前田 修  近藤裕子  濵谷良子  眞野優子
        矢野延子  内藤久雄  井本あけ美 島本清晴
入賞    廣岡清治  葭田留美  池内寛幸  魚住絹子
        木村正弘  高濱晴佳  西村秀俊  井上景輔
      吉川隆紹

2021年08月04日