令和3年度春季 第131回資格審査会
令和3年3月14日
晴天に恵まれ本格的な春の到来を感じさせる3月14日(日)、春季第131回資格審査会が神戸市立生田文化会館において、無級~七段の受審者72名(申込ベース)の参加の下で開催された。新型コロナウイルス感染拡大の影響で令和2年度の春季第129回、秋季第130回資格審査会はいずれも中止のやむなきに至り、今回は1年半振りの開催となったもの。
年末来の新型コロナウイルス感染拡大第3波も漸く収束の気配が見え、関西3府県に示達されていた緊急事態宣言は解除されたもののなお警戒水準にある為、本審査会も感染防止対策を徹底した形での開催となった。
会場入館時の検温や手指消毒は当然のこととして、出吟者の演壇や審査員席、役員席には飛沫防止のフェンスを設置、受審者1名毎にマイクカバーを取替えることとした。また、観客席の密を回避するためテープ審査の基準が緩和された他、担当師範や教場吟友の応援も自粛が求められ、観客席も間隔を広く取るなどの工夫がなされた。
国家斉唱、朗詠・会詩は独唱・独吟とし、開会宣言の後無級より順次審査開始。ここ1年は受審者の教場での練習も多くの制約があったと思われ、また演壇でのマスクの着脱やマイクカバーの装着等、通常とは異なった手順の中ではあったが、受審者は各自精一杯のパフォーマンスを披露した。
客席の滞留を防ぐ為、通常行われる審査会終了後の審査委員長の総評は省略、入賞者の発表も後日に行うこととされた。各級・段・伝位の審査が終了する毎に審査委員長より受審者へ合否が伝えられ、受審者は審査会全体の終了を待つことなく、会場を後にすることができた。
午前10時に開吟、昼食休憩を挟んで午後3時半に審査会は滞りなく終了。種々の懸念や制約がある中での資格審査会開催にご尽力頂いた、本部役員並びに会場運営担当の第2ブロック役員の皆様に感謝の意を表したいと思います。
(広報部)